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編集の技術

第1回 「本づくりをはじめるときに考えること」

このページでは、私たちがどのようにして本づくりを行っているかを、みなさんに簡単に紹介していきたいと思います。

・どんな本がつくられるの?
まず、私たちが受注してつくる本には必ず発刊する目的があります。主に私たちがつくっている書籍を例にとってみましょう。
その中には、
○会社・学校・団体の年史・記念誌
○会社案内・学校案内
○ガイドブック
○自叙伝・作品集・追想集
○雑誌
などがあります。
個々の制作物すべてに発刊目的が存在します。
たとえば年史であれば、歴史の記録・発行元のPR・社会的に果たしてきた役割の再確認・資料保存などといった目的が考えられます。
それぞれの目的に応じて、本の内容を決めていきます。

・なにを決めなきゃいけないの?
それぞれの本をどのような形にしていくかは、以下のような項目から決定します。
○構成
○頁数
○判型
○用紙
○装丁
○その他細部(予想字数・撮影点数など)
それぞれが本のかたちを構成する重要な要素です。これらを決定した後、原稿作成方法などを検討し、納期との兼ね合いで見積を決定します。

・どんな仕事があるの?
クライアントと条件面の合意が得られたら、そこから実作業に入ります。
○資料集め
○構成の確認
○原稿作成(取材・調査も含む)
○装丁(カバー・表紙・見返・扉のデザイン)
○レイアウト
○校正
○色校正
○印刷・製本
もちろんこの間には取材・撮影・著作権確認・webサイトであればデータの検証など、さまざまな作業が入ってきます。

・これだけ?
これだけなのです! 簡単そう? それともちんぷんかんぷん?
よく分からない用語もありますが、それは次回以降順次説明していきます。
ひとつ、みなさんに覚えておいてもらいたいのは、「編集は誰にでもできる(松岡正剛)」ということです。
実際私たちは、日々の生活において、無意識的に情報を取り出し、より分け、整理し、くっつけ合い、いらないものは削除しています。これはすでに編集なのです。
私たちはこれを少しばかり専門的に、かつ組織的にやっているだけなのです。