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本づくり基礎知識 用語集

か行

解像度 【かいぞうど】
1インチ(2.54cm)の長さに並べられるハーフトーンセル(網点)の数のこと。「dpi」という単位で表し、数値が高いほど画像の精度が高い。線数が増えれば解像度も高くなる。印刷用の原稿として、スキャナーで画像を取り込むときには、100線なら200dpi、150線なら300dpiの解像度で取り組むのが適正とされる。

活字 【かつじ】
活版印刷に使われる文字のこと。鉛、すずなどを材料にして作る角棒状の母型に、地金を流し込み凸型に鋳造する。

活版印刷 【かっぱんいんさつ】
凸版印刷の一種で、活字を木製の平たい箱に並べ組み上げて印刷する。
 
カンプ 【かんぷ】
印刷物の仕上がりイメージを確認するためのデザイン見本。
 
菊判 【きくばん】
用紙サイズのひとつ。636mm×939mm。A列の本をつくるときに使われる。

級 【きゅう】
写植組版で使われている、文字のサイズを表す単位。1級の一辺の長さは0.25mmで、1mmの1/4(=Quarter)であるところからその名が付けられた。「Q」と略して使うことが多い。「mm」に換算して計算しやすいのが特徴。レイアウトソフトでは細かい級数指定が可能。

禁則処理 【きんそくしょり】
禁則とされている行頭の句読点やとじのかっこ、行末の起こしのかっこなどを避けるために、字間を詰めたり約物を半角にしたりして、禁則対象文字を移動させること(前の行へ移すことを追い込み、次の行に移すことを追い出しという)。句読点に限り行の外にはみ出させる「ぶら下げ組」という方式がある。拗促音の小書きの仮名や音引き、繰り返し符号の「々」を行頭禁則とする方式もある。


口絵 【くちえ】
巻頭に入れる挿絵や写真のこと。扉の次に入るのが一般的。多くはアート紙やコート紙などを用いて、別刷(べつずり)としている。一般的には扉と同様ページ数に数えないが、数えながらノンブルを印刷しない「隠しノンブル」とする場合もある。

組版 【くみはん】
原稿に指定されたようにページの体裁にする作業。活字組版の植字の作業にあたる。現在は多くがコンピューター組版により作られ、DTPもその一種。入力された文字データを加工し、組版情報(書式情報)を入力する。入力したデータをもとにコンピューターで演算処理を行い、ページ体裁にしたデータを作成する。

くわえ
用紙が印刷機の中で送られる際、機械の爪がかかる部分。くわえの部分(くわえしろ)には印刷できず、化粧裁ちによって落とされる。くわえしろは10mm程度必要となる

QuarkXPress 【クォークエクスプレス】
米クォーク社が開発したDTP用ページレイアウトソフト。文字・線画データ・画像データをページに割り付ける(レイアウトする)のが特徴。


化粧裁ち 【けしょうだち】
印刷物すべてにおいて寸法通りに断裁すること。仕上げ裁ち。

下版 【げはん】
校了になった台を印刷工程にまわすこと。

ゲラ 【げら】
ゲラ刷。校正刷のことを指す。かつて活字組版において、ページの形に組まれた版を収める盆をゲラ(英語のgelleyのなまったもの、これを校正用印刷機に載せて印刷をした)とよんでいたことに由来する。その名残で組版校正用に作った試し刷りやコピーのことをよぶ。

原稿整理 【げんこうせいり】
原稿を受領したのち、原稿の内容を細かく点検し内容や表記、体裁を整理・統一する作業。内容的な整理としては、テーマや構成を検討したうえで、記述の誤り(事実関係の誤り)や法規上の問題がないか点検し、必要に応じて著者に加筆や修正を依頼する。表記と体裁の問題については、要綱を作成しそれに基づいて、用字用語の整理や約物の使用法の整理を行う。


小口 【こぐち】
本の中身の背を除く三方の断面をいう。小口は三方にあるが、主に背と反対側を指し、前小口ともよぶ。上の小口を天、下の小口を地または罫下(けした)という。

ゴシック 【ごしっく】
文字の縦線と横線の太さがほぼ等しい書体。ゴチック。明朝体(ウロコがあり縦横の線の太さにめりはりのある書体)と使い分け、見出しなどの注意を引くところに使用することが多い。校正紙に記す際は「G」「ゴチ」などと略して使う。