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制作手順

企画

年史・記念誌に限らず、本をつくる際には「制作期間」と「予算」が本の出来栄えを大きく左右します。制作期間と予算という制約の中で、最高の品質・内容の年史・記念誌をつくり出すことができるよう構成を考えていきます。
構成内容が不十分という場合は制作期間や予算の見直しが必要となる場合もあります。

制作期間 いつまでにつくるか

年史や記念誌は周年を記念して制作されることが一般的です。まずは発刊日を確定します。発刊日から逆算すれば、制作にかけることのできる期間がわかります。

発刊日の例は以下のとおりです。

発刊日 利点
創立(設立)記念日 記念式典当日に年史・記念誌を配布できます。
創立(設立)記念日の 数週間~1か月後 記念式典に関する記述を掲載できます。
年史・記念誌の制作に必要な期間は、条件によってさまざまです。最低でも6か月、通常でも1~2年はほしいところです。大規模なものの場合は、制作期間が3~5年ということも珍しくありません。

年史・記念誌をつくろうという場合は、ゆとりをもったスタートが成功の鍵を握っているといえます。

予算 いくらかけるか

制作にかかる費用は、仕様・内容などさまざまな条件によって異なります。外注制作費の内訳を紹介すると以下のようになります。
 ■編集費
企画・編集 情報を整理し、年史・記念誌にふさわしい内容に構成します。各工程の仕上がりをチェックします。
取材・原稿作成 資料から、またはインタビューや座談会・対談などの取材で得た情報を元に原稿を作成します。
撮影 カメラマンまたは編集者・ライターが撮影します。
原稿整理 用字・用語の統一や誤字・脱字のチェック、本としての整合性を確認し、不十分・不適切な箇所はリライトします。
図版作成 表・グラフやイラストをつくります。
組版・デザイン 誌面の形へレイアウトし、印刷用データを作成します。
校正 原稿との照合や体裁の誤りをチェックします。
管理 スケジュールとコストを管理します。
 ■印刷・製本費
製版・印刷 印刷データから印刷用に4色の版をつくる「4色分解」、色校正などの費用も含まれます。
用紙 表紙・見返し・扉・口絵用の紙や本文用紙があります。特殊紙など比較的高価な用紙を使用することもあります。
製本 印刷された用紙を本の形に仕上げます。
編集作業は内部で全て行うと非常に手間がかかり、制作期間や予算がオーバーしがちになります。プロの手を借りると外注費はかかるものの、作業が無駄なく進められます。結果的に制作期間・予算を守りながら、品質の高い年史・記念誌を仕上げることができます。

編集費、印刷・製本費は、計算が複雑な部分があります。編集プロダクションや印刷所などに見積をとり、不明点は確認しておくとよいでしょう。

※「制作費の考え方」もご覧ください。