年史・記念誌は役に立ちます!
先日、小学校3年生の娘が学校から「住んでいる町のステキなところを調べる」という週末の宿題を持ち帰ってきました。
先生から調べてくるよう指示があったのはJAの支所だったそうです(「どこがステキ?」と家族中から突っ込み)。近所の子どもたちが集まって調査に出かけることになりました。私も親として付き添いました。
せっかくなので、地域の歴史や通り道にある神社やお寺、石碑などのについても教えてやろうと思いましたが、恥ずかしながら何にも知らないことに気付きました。
そこで、1981年発行の『大門町史』と2004年発行の『大門町合併50周年記念誌』を本棚から取り出し、調べてみました。(『大門町合併50周年記念誌』は当社が制作を担当しました)
以下のような、たくさんのことが分かりました。
・私の住む集落は平安時代に豊かな湧水を求めて農民が移り住んだのがルーツ
・家の前の道は「熊野街道」という由緒正しい道
・前田利長の検地にも集落名が残っている
・地元の神社は平安時代の開拓時に掘り上げた石を祀っている
・地元のお寺は室町時代に開山し、本堂は江戸初期の建物
・石碑は日露戦争の慰霊碑である
今まで知らなかったことばかりです。なんでもインターネットで検索すれば分かるような風潮の世の中ですが、ネットでこれだけまとまった地域情報を集めることはまだまだ難しいでしょう。核家族のお宅では、高齢者に教えてもらう機会もないと思います。
歴史を1冊にまとめて残すことは、やっぱり大切です。「年史」や「記念誌」は「誰も読まない」といわれることがありまが、読むと面白いし役に立ちますよ!
青青編集RH
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2010.07.06
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