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「灯りとり」と「編集」

昨年(2013)の夏から入退院の繰り返しで、およそ10カ月かかって少しはまともに仕事ができる状態になってきました。

最後の退院が今年の4月ですので、それからはまだ3カ月ですので絶好調になるにはもう少し時間が必要です。

4月の退院時に我が家では私の心を和ませようと、家族が廊下に「灯りとり」を飾ってくれていました。

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この「灯りとり」は昨年私が作ったものの、飾りもせずに押入れに片付けてあったものです。

廊下の電灯は明るいだけでその役目は果たせますが、そこに何か形を考えたり手を加えることで、見る人の気持ちを明るくしたり心を和ませてくれるような気がします。

「灯りとり」を見て、我々の仕事の編集と似たところがあると感じました。

紙面に文字や写真を並べて印刷すれば『本』という形にはなります。

編集とは印刷をする前の段階で原稿・写真やデザイン・レイアウトに様々な手を加えたり引いたりすることで、読みやすさはもちろん読む人の心に残る『美しい書籍』に仕上げるものです。

今後は万全の体調で納得の編集をしたいものです。

   

編集 TK
| 2014.07.18 | | comment(0) | trackback(0) |

なるまい

全国紙でも地方紙でも新聞には、「なるまい」という死語が使われている。

使われているのは、社説とコラムに限定されている。

私の記憶・語感では時代小説や時代劇において、主君が臣下に、または主が奉公人に物申すときの言葉遣いのように思う。

なぜ現代の新聞に「なるまい」を使用するのか。

文末が「何々しなければならない」の繰り返しになることを避けるためか。世論を形成する新聞社の立場を誇示すためか。単に、高邁な説と見せかけるためか。

どちらにしても、私は新聞社から禄を頂いた覚えはないが。

T

| 2014.07.11 | 日常 | comment(0) | trackback(0) |

「竜」か「龍」か

 先日、岩波文庫の『芥川竜之介随筆集』を購入しました。しばし表紙を眺め、見慣れぬ「竜之介」の表記におや? と感じ、そういえば以前買った俳句集のときも同じように感じたことを思い出しました。
 調べてみると広辞苑でも「竜之介」表記を使っていましたので、岩波書店は常用漢字の「竜」を使う方針のようです。ただ、ほかには青空文庫が目に入るくらいです。本家芥川賞の文藝春秋をはじめ、新潮社・河出書房新社・講談社・筑摩書房・平凡社・角川書店・集英社などはすべて「龍之介」表記でした。

 年史・記念誌を作っていると必ず名前の漢字表記の問題がつきまといます。ごく平凡な漢字の名前の筆者はあまり苦労した経験がありませんが、自分の名前が間違って載っている本はあまり見たくないものです。作曲家の團伊玖磨氏は、「団伊玖磨」の宛名書きで来る郵便物を一切開封せず捨てていたそうです。
 どちらが正解とは決められないのかもしれませんが、さて芥川氏は天国でどう思っておられるのでしょうか。

編集 Y
| 2014.07.01 | | comment(0) | trackback(0) |

はじめましてのご挨拶

4月から青青編集に仲間入りさせていただきましたスタッフUです。働くのは久々なので、毎日がアタフタしています。
さらに、私には1歳になる息子がいるのですが、入園と同時に「保育園の洗礼」を受け、風邪をこじらせ肺炎で入院。入社早々、1週間で1日しか出社できない週もありました。
早速、母となってはたらくことの難しさと大変さに直面していますが、前向きに努力していきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

| 2014.05.23 | | comment(0) | trackback(0) |

連休はチューリップフェアへ

GWを利用して、「となみチューリップフェア」へ行ってきました。終わりかけに行ったので、散っていないか心配でしたが、まだ綺麗に咲いているものも多くあり安心。充分に楽しむことができました。
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毎年品種が増えるチューリップ。今年でなんと600種類になったそうです。これだけ多いとさすがに覚えきれないので、チューリップ専門の図鑑でも欲しいところだな、と思いながら、鮮やかなチューリップを堪能していました。
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N


| 2014.05.16 | | comment(0) | trackback(0) |
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